シダにまみれるハイキング
しだのすみかでは、「シダにまみれるハイキング」を5月にスタートし、月1回のペースで3回開催!(5/2、6/16、7/7)おかげさまで各回満席。たくさんの方とシダにまみれることができました。
『“シダにまみれる”って、どういうこと?』という質問がきそう・・・笑
“シダにまみれる”とは、
①ごきげんなシダに囲まれる!
②シダの種類(シダの葉っぱの形の多様さや、ユニークな変形)を、観たり、触れたりしながら知る!
「へえ〜!」「ほぉ〜」など感動するのもつかの間、次から次へとシダたちに出会うお散歩です。
緑の草むらを見る「眼」が変わったら、立派なシダまみれ状態!ということ。
前日の強風と雨で開催できるかどうか、心配な日もあったけれど、なんとか曇りにとどまって、雲の切れ間から青い空が見えたりして、毎回が最高のコンディションでした!
遠くに金剛山と葛城山が見えるワラビ畑
金峯山寺蔵王堂と吉野山、遠く向こうには蒼く金剛山が見え、ワラビ(ワラビもシダです)にまみれながらシダサンドで昼食。ワラビ畑には巨大アリたちのすみかがあったのか、大きな真っ黒のアリがどんどん脚を登ってくる。仕方がないので、おやつのポテトチップスをシェアしたり…!
※サンドイッチは大淀町にある自家焙煎珈琲とホットドックのお店 Crosspot さん協力のシダパン(緑色)を材料に、みんなで作りました♩
第一回目は、高滝(万葉の道の途中)への長い道のりを、もりもり歩きすぎてしまって、シダまみれ度合いが低くなってしまったという反省がありまして…;
第二回目以降は、何度か立ち止まって、ゆっくりとシダにまみれる時間を大切にするように…!
手のひらに乗せた葉っぱの胞子嚢をルーペで覗き込むと、肉眼ではとらえにくい胞子を見られる。道中は、太陽の光でうすく緑色に輝くごきげんなシダたちの様子にうっとりしたり。
シダにまみれるハイキング
この企画を始めてから早々に、「ガイドしなきゃ!」なんていう気持ちを私は捨てました٩( ᐛ )و
むしろ「みなさんご自由にまみれてください」とほうり投げる…!お勉強会ではないので、シダを見て楽しむことが大切なのです。フラットな状態で、ワイワイ楽しみたい!
イベント中は、みなさんから植物や山などの話を聴くことができて、まだ植物知識が薄っぺらい私の方が勉強になったのではないかと思う場面もあって、毎回が楽しい。
そして、参加者のみなさんは、予想以上にシダの名前を覚えてくださっていました…!後日、シダの名前確認のご連絡をもらうほど好きになってくださった方も🌿どんどんシダ仲間が増えている〜♩
シダ植物の基礎知識プリント♩
さて、シダにまみれるハイキングを開催して良かったと思うことの一つは、参加者のみなさんが、連絡先を交換し合って、その後もSNSなどで交流してくださっていることです。
シダ植物を通して、交わることもなかっただろう人たちがつながるのは、とても嬉しいし、そんな繋ぎ役を担えて幸せだな、と素直に思う。そして、シダに感謝ですね〜🌿✨
みなさんの感想で多いのは、「私の中で、シダの存在が大きくなった」というコメントです。
今まで、ただのみどりの雑草として終了してしまっていたところ、
それは「シダ」であり、それぞれに名前があることを知ると、見る目が変わりますよね!
日常の生活に戻った時に、シダを見つけたら、吉野としだのすみかを思い出してもらえるといいなあ、と私は思っています。
リョウメンシダ_しだのすみか
▲裏表がわかりにくいリョウメンシダ。レースみたいな繊細さ。川辺によくいるよ▲
さて、シダにまみれるハイキングは、これから定期的に開催していく予定で、次回開催は、9月9日(月)と9月28日(土)10時〜16時を予定してます。
お申し込みはお問い合わせフォームからどうぞ◎いっしょにシダにまみれましょ〜