第一回吉野ゆる合宿を開催しました◎

こんばんは。 吉野の旬な話題と、吉野ゆる合宿開催レポートです。

このあと、19:30からNHK番組「ブラタモリ」で、吉野山がフィールドとして登場します♩😎😏✨
お題は「奈良・吉野 〜なぜ桜といえば吉野なのか?〜 」です🌸🐢

11人、オーバーコート、ダッフルコート、テキストの画像のようです
NHKホームページより

さて、6月10日〜11日に念願の〈 吉野ゆる合宿@しだのすみか 〉を開催いたしました! 特別ゲストの 市川力 さん、ありがとうございました!

吉野山の”知層”の深さに興奮冷め止まぬまま、今晩を迎えています😁
合宿中、タモリさんはどこでロケをスタートしたんだ?  
どこまで吉野を深掘りしたのだろう?など、気になってしょうがないわけで。
仮説をたてて、いざFeel度walkが始まりました。

写真の説明はありません。


”なんとなく、あてもなく、とりあえず”歩く。
すると、知図に現れてきちゃいましたので、ここにご紹介します!ネタバレになるか分かりませんが、よい筋なんじゃないかしら?!?ブラタモリ視聴後、zoomでわいわいする予定です😁参加したいという方は気軽にDMください👍

「なぜ桜といえば吉野なのか?」🕶😎✨どどん!

●ソメイヨシノの原種ヤマザクラが山一面にある!
”一目千本”など、桜の名所である吉野山。ここに咲き誇っているのは、”シロヤマザクラ”というサクラの原種。シロヤマザクラは、紅色の新葉と白い花びらが同時に芽生え、遠目から山を眺めると、紅と白が合わさり、ほんのりピンク色に見える。その美しさを追求して品種改良したサクラが、”ソメイヨシノ(染井吉野)”。つまり、吉野山をイメージした”ピンク”のサクラ、ソメイヨシノが全国的に広がっているということ。

●でもなぜ、シロヤマザクラが吉野山に群生しているのか? 
サクラは群生しない植物なのに・・!シロヤマザクラは、山岳信仰と密教や仏教が合わさった宗教「修験道」のご神木。開祖の役行者(えんのぎょうじゃ)が、吉野の深山(大峰山)で悟りを開いた時に現れた”青い権現様”の姿を、サクラの木に彫りつけたため、サクラがご神木になった。(蔵王堂の屋根にもサクラの紋がある)多くの修験道信者が、山の斜面にこぞって献木したため、山肌一面をサクラが埋め尽くしている。

●さらに深掘り。なぜ、役行者はサクラを選んだのか?
手付かずの自然林のなかで、サクラは孤高の存在。スラリとした幹で背が高く、美しく花を咲かせる。しかし、地面をだけを見て歩いていると、サクラに気づかない。地面に散らばった花びらを見つけ、目線を上げてやっとサクラだと気づくことが多い。
→修行者にとって特別な存在だったのではないか?サクラは群生しない植物で、自然林のなかでも孤高に美しく儚く咲きほこり、散る、という存在。

→吉野山には西行の庵があり、”西行庵”と呼ばれるスポットがある。ここを舞台にした夢幻能(むげんのう)で、”西行桜”という題目では、桜の精が登場する。草木の精霊がシテ(主役)となる能は、「草木国土悉皆成仏(草木など心を持たない存在も含め、世界のすべてが仏になれる)」という、日本仏教の教えが底流にあるそうだ。

●吹き上がり、一瞬にして消える川霧。雨の日の朝は、吉野らしい景色が見られる。吉野山では、標高が低いわりに”雲”海ができる→でもよく見ると、”霧”海だった!吉野川に合流するいくつもの支流の谷川から吹きあがる”川霧”。高低差の大きい急峻な地形が、霧を生み出す。この世ではないような、幻想的な景色。(添付)霧を吹きあげる谷風は、シロヤマザクラの花びらもふわりと吹きあげ、一瞬であとかたもなく消える。雲散霧消。命の儚さ。吉野川は三途の川?多くの人々が、吉野のサクラから何か”死生観”を得ていたのかもしれないね。

●サクラ博士、笹部新太郎氏も大好きな吉野山。
ヤマザクラの保護活動に一生をささげた人物。サクラを讃える石碑「頌桜の碑」を吉野山に建立。吉野はサクラの聖地なのだ。ちなみに、石碑には、サクラは類なき材質の材木であり、その材質の硬さから、版木や筒材(鼓の胴など)の材料として使用されていた。サクラは日本の文字と文化を伝える母体となったと書かれている。

以上!ゆる合宿メンバーによる考察でした👏
テレビをきっかけに、吉野山に足を運んでいただき、歩き回って楽しんでもらえるとうれしいです。

地図、蔦、テキストの画像のようです
1日目
地図、テキストの画像のようです
2日目。描き重ねると、「なぜサクラと言えば吉野なのか」が推測できてくる不思議


これからFeel度Walkと知図づくりを重ねて、いつかしだのすみかで知図展を開催したいと企み中です👍

改めて、Feel度Walkとは?ご紹介すると…、


「歩いてみて、妄想すること。歩く場所は特別な場所である必要はありません。ご近所でも、たまたま行った場所でも構いません。なんとなく気になったモノ・コトを集め、それをマップとして表し、思いついた仮説を自由に語り、妄想物語の扉を開きます。好奇心を解放し、自分の発見を語り、お互いに愛であうことで好奇心・自己効力感が高まり、思いつき仮説を追い求めようとするマインドセットが動き出す。それが Feel度 Walk です。」

https://www.mitsukaruwakaru.com

クセになる楽しさがあるFeel度Walkと知図づくりをたくさんの人と共有して、
\菌糸のように、近畿に仲間をふやした〜い!/と思っています。

次回の吉野ゆる合宿開催は3月予定です。
またご案内しますので、ご興味ある方は、ぜひ。

蔦、、「吉野 2023 6/10~11 A 佰 しだのすみか」というテキストの画像のようです

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です