あゆみんのざっそうカフェ秋

 2024年11月3日・4日の2日間、あゆみんこと、中山あゆみさんとざっそうを摘み、調理し、食べるイベントを開催しました○両日とも6名が参加してくださり、にぎやかな ざっそう時間になりました。

手を合わせていただきます!

スケジュールは10:30集合、15時ごろおひらき〜で、流れはこんなかんじ。

 カラスノエンドウ茶がウェルカムドリンク。自己紹介でほっと和んだら、ざっそう摘みに出発です。
ざっそうカフェは、ご近所さんの畑で摘ませていただいてます◎「あの吉野山に畑!?」と思う人もいるかもしれませんが、険しい急傾斜の吉野山でも、長年暮らす地元の方々は工夫をこらして畑を耕し、お野菜をつくっておられるのです…!(昔は田んぼもあったそうな。)快くざっそう摘みを許可してくださったご近所さんに感謝です。2日目はご好意で大きなサツマイモをいただきました。


 山なので空気中の湿度が高いのと、2日前が大雨だったことが幸いして、やわらかい草たちがたくさん生えていました。”手でプチッとかんたんに摘めるやわらさ”であることが、ざっそうをおいしく食べる最大のポイントなのです。(雨上がりに草を食べるシカの気持ちがわかる…。)

 さあ!ざっそう摘みタイム!畑の野菜には目もくれず、脇にあるざっそうを摘み取ります。あゆみんの説明を見聞きしながら、ボールに1種類ずつ、種類が混ざらないように気をつけます。形も大切だけれど、手触りや香り、ちょびっとかじったりして確かめることで、ざっそう知識がカラダに染み込んでいく感覚がありました。

 今回は、ハコベ、セリ、ヨモギ、オオアレチノギク、イヌガラシ、スイバなど、合計14種類のざっそうをみつけました。秋にしては温かい(暑い)日が続いていたからか、春に生える草が元気に生えてる!とあゆみんは驚きの様子。

 さて、しだのすみかに戻ると、ざっそうの名前を復習しながら献立を決めます。天ぷら、お吸い物、炒め物、胡麻和えやおかか和え、ツナマヨなど。茹でこぼしてアク抜きするものもあれば、そのままサラダにするものもあり、調理のコツを教えてもらったあと、手分けをして水洗いし、料理にとりかかります。調味料は、あゆみんが自然派のシンプルな素材のものを用意してくれているので、出来上がる食事はやさしい味。

 調理開始から1時間ほどで出来上がり!どれもうなるほどおいしかったです。夏のざっそうと比べて、全体的に、香りが強めのざっそうが多いように私は感じました。滋味深くおいしい〜。同じ植物でも季節によって香りの強さがちがうのかな…?オオアレチノギクは春菊のような大人な味わいと香りですき焼きに使えそう。スイバのジャムはおどろきのおいしさで、ヨーグルトやクッキーにつけると絶品で、いちごジャムのような甘酸っぱさがクセになります。

 おいしいざっそうごはんで会話がはずみ、モリモリ食べちゃいました。食物繊維が多いためか、夜までお腹が空かないのが不思議。腹持ちがよいというのも、ざっそう食の特徴かもしれませんね。

 カキドオシ茶をいただきながら、夏、秋、と進み、次は冬だ!と開催を考えています。最近、あゆみんはニワトリ(ひねどり)を捌けるようになったそうで、これに参加メンバーは興味津々。ざっそうと合わせてどんなかんじで開催することになるかな〜。気になる方は、InstagramまたはFacebookページをフォローくださいね。

 さいごに、あゆみんとコラボして、ざっそうカフェをしだのすみかで開催する理由を少し書きとめます◎
 吉野山の未来が、美しいサクラと共にさまざまな野花や草木が生い茂り、多様な生き物が棲む山になることを私はイメージしたいのです。

 サクラやスギ、ヒノキが人工的に植えられる以前、原始の吉野山は信仰の対象として思わず手を合わせてしまうほどの豊かな自然で覆われていたはず。どんな姿だったのでしょう…?いまの姿からは想像がつかないですよね…。タイムマシンで見てにいくことはできないので、想像まかせですが、それはきっと目に見える生き物だけでなく、土の中の微生物までも元気なお山。

 もっとイメージを明確にもつと、実現されそうな気がしています。そのために、いろんな角度で吉野山を見ていきたいのです。私はシダしかできないので、いろんな人とコラボしながら。あゆみんにはざっそうメガネで吉野山を見ているということです。

 ちっぽけなサイズのキラキラをいくつも集めみたら、ものすごい輝きの吉野山になる!みたいな。これからもたのしみながらできることをしていきたいです。

では!ごきげんよう!


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