草引き剛

投稿者: 木下まみ
方言で、吉野?奈良?では、草ぬきを「草引き」という。
●“抜き”だと、とにかく取っ払ってポイっと捨てる。
●“引き”だと、自分のほうに引き寄せて取捨選択している。可愛い花をつけた草がいたら残しておこう、みたいな余裕を感じる。
そんなような語感のちがいを私は感じている。

例えば、
・ドクダミはくさい。小さい芽でもくさい。
薬草としては、これを干して飲むのか?
母が、健康に良いと言って薬局で購入していたな。
自家製でつくってみるか?
いや、ものすごい臭いで、つらい。増えるし!
あかんわ、 抜く!
・アザミは葉っぱがチクチク痛い…。
けど、あのポフポフした紫色の花を見たいから、
シダ園の導線を妨げる子だけ引いとくか。
・このイヌワラビは中軸の紫色が濃いめだから残そう!
このシケチシダはワサワサしすぎているから引いておこう!
と、使い分けると表現の幅ができるかも。
奈良弁はまるっと柔らかくて優しさがあるように感じる。
それはこちらで出逢う方々がみなさんとても親切な方ばかりであるからだろうけど。
そういう私も最近は奈良弁に染まりつつある。(ちょっと嬉しい)

そうそう。
樟脳成分を含んだ楠の粉末がムカデ予防に良い!
(以前、地元企業さまから分けていただいた★ありがとうございます!)
楠の木屑のうえでクルッとなり、お亡くなりになっているムカデの幼虫をいくつか発見。
防虫効果すごーーい!
草引きをしていると、じめっとした草陰からムカデはでてくる。
その度に、「うわわ!!殺虫する?!?」と考える。
でも、「殺虫しない」を選ぶ。大きすぎて、殺せない…、虫を潰す感触なんていらんわ。
蚊は躊躇なく パチっ!!と素手でいくのだけどなあ、と問答する。
つくづく人間は自己中心的だなあと思うのと同時に、いちいち問答する時間がもったいないとか思ってしまう。
ちなみに、ダンゴムシが出てくると、
「殺虫する?」なんていう問いすら出てこない。
ダンゴムシは花は食べても、人間に噛み付いたりしないからだろうか。

そう!!今朝の大事件!!!!!
室内にヒメアリが列をつくって歩いてたのさ!!!
神棚のお米を運んでいるーーーーーー!
〈〈神饌が黒い!!!〉〉ひとりパニックw ぎゃーーーーーーーーーーー
落ち着くためのコーヒーを片手に
アリさん行列をよ〜く観察していると、
だいたいの巣穴位置を把握できた。
あーして、あれをふさいで、そんで、ここにコレをプシューッとして、、、
でも、これ、全部殺虫したら、いくつの命が、、、
べつに私に噛み付くわけでもないし、、、
な〜んて考えるともう決められず右往左往w
アリとの平和的解決を模索したところ、
神さんのお米に手を出したかどうかで判断することにw
まず、黒くはびこったアリたちは、神饌ごと水没。(神様のものに手を出すのはご法度だ!ということで)
お米という目的地を失ってパニックになっているアリたちは、未遂ということえで、室外へ出て行っていただくように、じわりじわりと最後尾を〈セスキ炭酸ソーダ〉と〈チョーク〉で追い込んでいった。
なんとか最小限のアリ数で収めることができた。
ああ、成仏しますように。ごめんやで〜(←コレも奈良弁)

一見、ほのぼのと田舎暮らしをしているようだけど、心を剛にして挑むことだらけだわ。
まずは、殺生などせずに済むように、
人間の古くからの知恵や文明の力に頼り、
虫たちと住み分けしますかね〜。
(この一件で、土壁の石灰はアルカリ性でアリ除けになることを知った)

大してジャニーズが好きってわけじゃないけど
強いて言うなら、SMAPよりTOKIO派。
P.S. 本文でサラッと奈良弁を使っている文がありますが、さて、どこでしょうか?
(訂正:クルッとお亡くなりになってるのは、ムカデではなく、ヤスデでした。とりあえず、現時点では室内でムカデは発見していないのですが、効果はいかほど、、、)

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